セミナープログラム(全部門対象の基礎セミナー)
1)図面の読み方セミナー(1日6時間コース(昼食休憩除く、以下同じ))
狙い
JIS製図規格に基づき、モノの形をイメージする方法を立体モデルを用いた解説と演習で理解を深めます。また
寸法、寸法公差、表面粗さといった情報の読み方を解説します。貴社で使用の図面を用いての解説も可能です。
プログラム
1.なぜ図面は必要なのか
2.立体を1枚の紙に表すルールを学ぶ(個人演習)
3.図面から立体をイメージする(個人演習)
4.補助となる断面図を学ぶ
5.図面用紙の構成
6.寸法表示を読み取る
7.公差を読み取る(寸法公差とはめあい公差)
8.表面粗さを読み取る
2)材料の基礎知識セミナー(1日6時間コース)
狙い
製品やモノづくり現場で使用される治具や生産設備の部品に使用する材料の性質を知り、「なぜこの材料が選ばれたのか」を学びます。また開発設計の方々には、用途に応じた材料選定の手順を紹介します。なお材料の結晶構造や金属学には触れません。
プログラム
1.材料知識の全体像をつかむ
2.外部からの力に対する機械的性質
3.重さや電気熱に対する物理的性質
4.さびなど化学反応に対する化学的性質
5.もっともよく使われる鉄鋼材料
6.非鉄金属材料(アルミニウムや銅)と非金属材料(プラスチック)
7.機械的性質を変える熱処理
8.材料選定の手順(事例紹介)
3)加工の基礎知識セミナー(1日6時間コース)
狙い
市販されている原材料の丸棒や板材から、必要な形をつくるための各種加工方法の特徴を動画や写真を用いながら解説します。また加工方法ごとに意識して描かれた図面の意図を紹介します。なお、本セミナーは開発設計者や資材購買部門、品質管理部門、営業部門などが対象のため、工具の最適回転数をいった加工条件に関しては触れません。
プログラム
1.加工知識の全体像をつかむ
2.削って形をつくる切削加工(旋盤加工・フライス加工・穴あけ加工・研削加工)
3.型を使って変形させる成形加工(板金加工・鋳造・射出成形・鍛造・圧延加工・押出し引抜き加工)
4.材料同士の接合加工(溶接・ろう付け・接着)
5.局部的に溶かす特殊加工(レーザー加工・放電加工・エッチング・3D加工)
6.材料表面の特性を変える表面処理
7.材料取りの切断加工とバリ取り
8.加工の品質を保証する測定器
4)品質管理基礎知識セミナー(1日6時間コース)
狙い
品質はモノづくりの基本となるQCD(品質・コスト・納期)の中でもっとも大切な要素です。本セミナーでは品質を設計品質と製造品質に区別したうえで、品質を管理することについて学びます。製品の良し悪しを判別する「検査」とそもそも不良をつくらないための「予防」の方法について解説します。
プログラム
1.企業にとってなぜ品質が大切なのか
2.品質とは何か
3.品質を管理すること
4.守りの検査と攻めの予防
5.問題解決のポイントとコツ
6.問題解決のQC7つ道具(個人演習)
7.統計は平均値と範囲と標準偏差で十分
8.品質改善活動を進めるコツ
5)現場改善基礎セミナー(1日6時間コース)
狙い
モノづくりの基本となるQCDを高めるための現場改善について、どういった強みが必要なのかを知ったうえで、現場を改善する手法をキットを用いた演習を踏まえながら学びます。
プログラム
1.企業にとって必要な強みとは(4PとQCD)
2.問題解決のポイントとコツ
3.ムダをなくすための切り口と事例紹介
4.作業改善の効果を体感する(グループ演習)
5.改善活動を進めるコツ
6)IE基礎セミナー(2日12時間コース)
狙い
上記の現場改善基礎セミナーの2日間コースです。QCDの理論を学んだうえで、問題点の見つけ方、取り組み優先度のつけ方、問題解決のストーリーと手法を演習を踏まえながら習得します。
プログラム
1.モノづくり企業に必要な強みとは
2.できばえの製造品質
3.製造原価と効率
4.生産期間と生産能力
5.ムダを削減する切り口(グループ演習)
6.在庫管理と設備管理
7.現場改善を進めるコツ
セミナープログラム(開発・設計部門・製造部門対象の基礎セミナー)
7)治具設計基礎セミナー(1日6時間コース)
狙い
加工や組立て、調整、検査に冶具を用いることで、正確にはやく作業できることを狙います。本セミナーは治具設計の基本となる位置決めと固定について解説するとともに、冶具の作業性や段取り性の大切さを実数キットを使って体感していただきます。
プログラム
1.治具を導入する狙い
2.位置決めは6つの要素を押さえること
3.代表的な10種の位置決め方法
4.固定の基本と市販品の活用
5.ねじの活用(ねじの基礎知識と選定方法)
6.作業性と段取り性の設計(グループ演習)
7.治具設計のコツ
8)機械設計基礎セミナー(2日12時間コース)
狙い
機械設計では、機構学、力学、アクチュエータ(駆動源)、材料といった多くの知識が必要とされます。これらの中から実務に直結した基本知識に絞って解説します。2日間コースになります。
プログラム
1.機械を設計する狙い
2.位置決めとメカ機構
3.締結部品
4.機械要素部品
5.アクチュエータ(駆動源)
6.材料の知識
7.機械加工のポイント
8.コストダウン設計のコツ
9.センサ
10.機械の品質と標準化
9)図面の描き方セミナー(1日6時間コース)
狙い
JIS製図規格に基づき、正しく・効率よく描く製図スキルを事例を用いながら解説します。
プログラム
1.図面を描くことの意味
2.図面用紙の構成
3.立体を図面にあらわす第三角法(個人演習)
4.補助となる断面図
5.寸法記入のルール
6.寸法公差とはめあい公差
7.寸法記入の実際
8.形を規制する幾何公差
9.表面粗さの記入法